このページはハイドラストロークが制作するアニメーション作品「エンゼルフィッシュの日」の世界観を紹介します。
そこは何時とも知れない未来...
地殻の運動が大陸や島々の形を変え、様々な生物もその生態を変化させ、進化を遂げるほどの遠い未来。

様々な理由で地上に人影はまばらになり、代わって鳥や空飛ぶ魚が幅を利かせている。食物連鎖も変化し、人間もその頂点の座を追われて鳥や魚を相手に食ったり食われたりの毎日である。特に大型の肉食生物は人間を完全に可食生物として認識しており、その危険度は極めて高い。それらの生物の生息域と重なる場所では、注意を怠った場合には確実に食い殺される。生存のためには常に最大限の警戒が必要であり、それでも運が悪ければ食われることもある。
人々は自動化された発電施設などから細々と電力が供給される過疎化した都市で、かつての高度なテクノロジーの産物を採掘、修理し利用して暮らしている。
国家や社会的な構造は希薄、脆弱化し、無法な武闘派環境保護団体や過激な反自然環境団体が無意味な小競り合いを繰り返しているが、なにしろ人の数が少ないのでどれだけ大騒ぎをしても高が知れているようである。
そんな世界に散在する人の気配の絶えた都市の一つ、巨大な立てた卵のような球殻状都市が当作品の舞台である。
この球殻状都市は長径800m、短径500mほどの球形をしており、同形の球殻が数十基ほど集まって都市群を成している。その内部は密に詰まっているわけでは無く中空になっている。幾重もの外壁に包まれた内壁に沿うように建築物等が存在し、内部の空間は各種配管、配線や都市内移動用の昇降機、トラム、ケーブルカーのレールなどが張り巡らせてある。
老朽化してはいるが、堅固な外壁に守られたこの街は凶暴な肉食の鳥や魚の脅威からも比較的安全で、内部空間にはおとなしい性質の鳥、魚などが多数棲み付いている。
主人公のまさおくんやラプ子は都市低層の建物で育ての親の男に見守られ暮らしている。都市の基部に存在する発電設備がまだ機能しており、備蓄されていた保存食料も豊富なため食うには困らないようである。
(「エンゼルフィッシュの日」シナリオ制作時のメモより)



